
はじめに
創業100年以上の歴史を誇る当社では、多くのお客様に“心地よい眠り”をご提案してまいりました。
今回は「快適な睡眠環境づくりのコツ」をわかりやすくまとめています。
ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
1.寝床内環境(布団・ベッドまわり)を整える
人は眠るときに皮膚表面から熱を放出し、体温を下げて深い眠りに入ります。布団の中が暑すぎると汗をかいて眠りが浅くなり、逆に寒すぎると寝付きにくくなります。寝床内環境は、温度約33℃前後(±1℃)湿度:50%前後( ±5%)が目安です。寝汗や呼気で湿度が高くなりすぎるとムレて不快に。さらにダニ・カビの繁殖リスクも高まります。吸湿・放湿性に優れた素材や、季節、環境に応じた寝具の組み合わせで、寝床内環境を整えることが重要です。
2.寝室外環境(室温・照明・音)を整える
- 室温は18〜24℃を目安に
- 部屋全体の温度が高すぎると、寝床内温度を33℃に保ちづらくなります。逆に低すぎると布団に入ったときに身体が冷えてしまいます。
- 最適な室温は「18〜24℃」程度。エアコンや扇風機、加湿器・除湿機を活用し、
温度と湿度を調整しましょう。 - 照明は「暗め」を意識する
- 睡眠ホルモン(メラトニン)は暗い環境で分泌が促進されます。就寝1時間前からは、部屋の照明をやや暗めの電球色に切り替え、スマホやタブレット画面はブルーライトカットモードに設定しましょう。
- カーテンは遮光性のあるものを選ぶと、外の光が入りにくくなり寝付きやすくなります。
- 騒音を抑え、静かな環境をつくる
- 車の通りが多い道路沿いの場合、遮音性の高いカーテンや窓ガラスの二重サッシを検討しましょう。
- 耳栓やホワイトノイズマシン(扇風機の音でも可)を利用して、一定の音に包まれることで余計な騒音をシャットアウトし、眠りやすい環境を作れます。
3.寝具まわりの清潔・衛生管理
- 布団カバー・シーツ・枕カバーの洗濯頻度
- 汗や皮脂の汚れが溜まるとダニや雑菌の温床になります。
- シーツや掛け布団カバーは週に1〜2回、枕カバーは 2〜3日おきに洗濯すると、清潔な状態を保ちやすいです。
- 布団・マットレス本体の定期的な手入れ
- 布団・マットレスは週に1回程度、天気の良い日に2~3時間程度干すか、室内に立てかけて陰干しし、湿気を飛ばしましょう。
※作業が困難な場合には当社ではレンタル寝具を専用工場で丸洗い又は打ち直してお届けするサービスも行っています。
- 布団・マットレスは週に1回程度、天気の良い日に2~3時間程度干すか、室内に立てかけて陰干しし、湿気を飛ばしましょう。
- ペットや室内のほこり対策
- ペットを飼っている場合は、寝室への出入り時に毛がつかないようにする、空気清浄機を設置するなどでほこりやペットの毛を減らしましょう。
- ほこりが多いとアレルギー原因物質になり、眠りの質を下げることがあります。
4.生活習慣も快眠の一部
- 規則正しい就寝・起床時間を保つ
- 毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、体内リズム(サーカディアンリズム)が整い、深い眠りにつきやすくなります。
- 休日も極端に遅く寝たり早く起きたりせず、平日と大きくズレないリズムをキープしましょう。
- 寝る2時間前までに食事を済ませる
- 寝る直前に食べると消化活動で体温が上がり、寝床内環境の温度調整が難しくなります。脂っこいものや糖分の多いお菓子も控えめにして、寝る2時間前には胃を空っぽにしておくのが理想です。
- スマホやパソコンは就寝1時間前にはオフ
- スマホやPCから出るブルーライトはメラトニンの分泌を抑制し、寝付きづらくなります。就寝1時間前は読書やストレッチなど、画面を見ないリラックスタイムに充てましょう。
- 軽い運動やストレッチを習慣に
- 日中に適度な運動をすることで、体が程よく疲れて夜に深い眠りに入りやすくなります(但し、寝る直前の激しい運動は逆効果)。
- 就寝前の軽いストレッチや深呼吸で筋肉の緊張をほぐし、リラックスした状態で布団に入れるように心がけましょう。
まとめ
- 寝床内環境(布団・ベッドまわり)を整える
- 寝室外環境(室温・照明・音)を整える
- 寝具まわりの清潔・衛生管理
- 生活習慣も快眠の一部
これらを意識して、まずはご自身の寝具や寝室をチェックしてみてください。小さな改善を重ねるだけで、寝つきや深い眠りの質はグッと変わります。今夜からできることをひとつずつ試しながら、「快適な睡眠環境」を手に入れましょう!